コマンドプロンプト(DOS画面)で、DOSKEY を使用すると、
パラメータが多いコマンドや、
良く使うコマンド、チェンジディレクトリ(CD)などを登録して、
短いコマンド名で実行することができます。
DOSKEY は、コマンドマクロを定義できるコマンドです。
簡単に言うと、エイリアス、別名、あだ名、が作れるということです。
DOSKEYは、エイリアスが作れますが、もう少し発展した使い方ができます。
・エイリアスが作れる
・引数を持てる
・複数のコマンドを定義できる
例えば、
doskey tree=tree /f
は、「tree」 とコマンドを打つと、「tree /f」と打ったことになります。
doskey cdh=cd c:\project\www\user\public_html
は、「cdh」とコマンドを打つだけで、「cd c:\project\www\user\public_html」
と、打ったことになります。
とても便利ですね。
doskey rb=ruby $*.rb
は、「$*」のところが、コマンドラインで、引数を置き換えられます。
つまり、「rb test」と打つと、「ruby test.rb」と打ったことになります。
チェンジディレクトリーをしてから、中身が見たい場合など、
複数のコマンドを実行させたいときも、
バッチファイルを作らなくても、DOSKEY で登録できてしまいます。
「$T」のコマンドセパレータを使うことで可能になります。
doskey cdh=c:$Tcd c:\project\www\usera\public_html$Tdir
これは、「cdh」とコマンドを打つだけで、
「c:」
「cd c:\project\www\usera\public_html」
「dir」
を連続に行ってくれます。
登録したエイリアスを削除するには、
以下のようにします。
doskey マクロ名=
DOSKEYのコマンドマクロ定義はとても便利ですが
一度、コマンドプロンプトを閉じてしまうと
登録された内容は消えてしまいます。
毎回使うエイリアスは、バッチファイルに書いておき、
DOSを起動するときに、初めにそれを実行すると良いでしょう。
DOSKEYの記述で、特に注意することがあります。
「=」や「$T」などの前後に、スペースを入れないことです。
結構、忘れてしまって、ハマってしまうので注意してください。