厄介なYシャツの襟元や袖口の黄ばみですが、なんと! 落とせるんです。
黄ばみの原因は、繊維の奥に残った皮脂です。これが酸化して黄ばみとなります。
黄ばんでしまった思い出の洋服も、真っ白に復活できます! まずは試してみましょう。
なぜ洗濯しても黄ばむのか
- 洗濯洗剤や漂白剤を使って水洗いしても、皮脂の汚れを完全に落としきることは難しい
- 汚れの3割ほどが、繊維の中に残ってしまう
- 着用、洗濯を繰り返す中で、皮脂汚れが徐々に蓄積する
- 皮脂は、しだいに酸化して黄ばみとなる
- 湿度や温度が高い場合は特に黄ばみやすく、洗濯して4日目ごろから黄ばみ始める
なぜドライクリーニングしても黄ばむのか?
- ドライクリーニングは、有機溶剤という油の一種で洗うもの
- 皮脂を落とすことが得意
- しかし、時間がたつと黄ばみが現れることがある
- 実はドライクリーニングは、水溶性のタンパク質の汚れを落とすことが苦手
- 繊維に残ったタンパク質が酸化して黄ばみになることがある
- 「ドライクリーニング」と「水洗い」の両方を依頼すれば落ちる
黄ばみ落とし術
材料
- 台所用洗剤(濃縮タイプ):大さじ1(通常タイプの場合は大さじ2)
- 酸素系漂白剤(粉末タイプ):大さじ半分
- 水:大さじ2
- 洗濯洗剤:適量
※ウール・シルク・金属繊維には、粉末タイプの漂白剤は使えないので、液体タイプの漂白剤を使う
- 台所用洗剤と酸素系漂白剤、水を混ぜ、軽く泡立つまでかき混ぜる
- 黄ばんだ部分に、歯ブラシなどで塗り込み数分置く
- 洗濯洗剤を使って、通常どおりに洗濯を行う(すすぎは十分にする)
3ヶ月に1回程度、もしくは衣替えの前に行えばよいです。
衣類全体の黄ばみを落としたい場合は、材料を2リットルのお湯に溶き、衣類を10分程つけこんだあと、通常どおり洗濯します。
2018/04/02