Amazon マーケットプレイスで、本を売るときの手数料送料を調べました。
1円で販売しても、もとがとれるカラクリもわかりました。

 

Amazon マーケットプレイス」のHELPによると、
の場合は、以下のようになる。

    商品の出品価格
  + 配送料
  - 販売手数料((ギフト包装料を含んだ) 販売価格に販売手数料率を掛けた金額)
  - カテゴリー成約料
  - 100円の基本成約料(小口出品のみ)
-------------------------------------
  = 出品者が受け取る金額

 

配送料は、本の場合、250円
本の販売手数料は、15%
日本国内への本のカテゴリー成約料は、60円

商品の出品価格を X とすると、
出品者が、Amazonから受け取る金額は、

    X + 250 - (X * 0.15) - 60 - 100
  = X - 0.15X + 90

という式になる。
小数点以下の端数は、Amazonに問い合わせたところ、
四捨五入になるとのことです。

 

上記の式をつかって、
商品の出品価格 X によって
値がどう変わるか計算してみました。

  出品価格 1円 → 受取額 91円
  出品価格 82円 → 受取額 160円
  出品価格 83円 → 受取額 161円
  出品価格 100円 → 受取額 175円
  出品価格 600円 → 受取額 600円
  出品価格 1000円 → 受取額 940円
  出品価格 2000円 → 受取額 1790円

 

出品者は、この受取額に、
実際に発送にかかった費用がプラスされます。

出品価格が 600円の場合、受け取り金額は、
同額の 600円となります。

 

通常、本を梱包して発送する場合、
発送品が、1cm 以上 2cm 未満の厚さとすると
クロネコメール便では、送料 160円ですので、
出品価格 82円が、損益分岐点になります。

 

 

1円出品のからくり

発送方法に、クロネコメール便などを使って、
送料を 80円にした場合、

  受取額 91円 - 出品価格 80円 = 11円

出品価格が 1円でも、11円の利益が出ることになります。

もし、大口出品の場合は、
基本成約料 100円も、払わずに済みます。

2012/03/27