私の娘は、4歳で補助輪無し自転車に乗れるようになりました。
同年代の中では早い方ではないでしょうか。

私が補助輪無し自転車に乗れたのは、小学生3年生ぐらいだったと思います。
補助輪無し自転車に乗れることも素晴らしいのですが、 保育園に通っている4歳の幼児が、感動する心を持っていたことに驚きました。

 

土日を使い、私は腰が痛くなるのを我慢して、私の娘と自転車に乗る練習をしました。
練習を始めてから、3日目ぐらいのある日、私の娘が、補助輪無し自転車になんとか自分で乗れるようになりました。 もちろん、写真やビデオに収めましたよ。

この日の夕食のでき事です。
私たち両親は、私の娘に「よく頑張ったね。補助輪無し自転車に乗れてよかったね。」と、私の娘に声をかけました。 すると、娘は、目をこすり、泣き始めました。

私は、「どうしたの? 目が痛いの?」と聞きました。
私の娘は小さな声で、「補助輪無し自転車に乗れてうれしいの
「え!」私は、声を失いました。

私は、こんな小さな子供が感極まって泣く事など想像もしていませんでした。
子供はこうやって、感動する心を自然に身につけていくのでしょうか。
他の子に先駆けて、がんばって練習して、補助輪無し自転車に乗れたことがとてもうれしかったのです。

 

子供のころは、たくさんの知らないことや、できないことがあります。
それが少しずつできるようになる。
その時、経験やノウハウが身に付くだけでなく、心も成長してゆくのですね。
このような経験はとても大事だと思います。

自分で、「自ら乗り越えて、ある事を達成できた」という経験は、
将来、ふたたび同じような困難を乗り越えてゆく時、必ず役に立つでしょう。
これからも、私の娘と一緒に、経験し学んでゆきたいと思います。


今では、土日の休みの日には、いっしょに自転車でツーリングに行くのが楽しみです。
それも、歩きではいけない遠くまで行けるので、また新たな発見や感動があります。
感動」自然に心が動く。素晴らしいですね。

2010/04/13