iCloudeで、カメラロールを同期すると、すぐに無料で使える容量が一杯になってしまいます。 そこで、写真や動画は、iCloudeでは同期しないで、別の方法で簡単に同期します。
それは、天下のマイクロソフトのサービスであるOneDriveを使うのです。 DropBoxでも同期は可能ですが、容量が少ないので、はじめから無料容量が15GBもあるOneDriveを使います。
PCで、OneDriveのアカウントを登録しておいて、iPhoneで、OneDriveアプリをインストールして起動するだけです。
iPhoneで、OneDriveアプリをいじってみると、色々なことがわかりました。
- iPhoneのカメラロールのバックアップが可能
- iPhoneのカメラロールの写真や動画は、OneDrive上にすべてUpされ同期される
- iPhoneのカメラロールにある写真を削除しても、一旦アップされたOneDrive上の写真は削除されない
- PC上でOneDriveのカメラロールフォルダに写真を入れると、iPhoneのOneDriveアプリでは見えるが、iPhoneの カメラロール上には現れない
- OneDrive上のカメラロールフォルダーから写真を消しても追加しても、iPhoneのカメラロールには影響しない
- iPhoneのOneDriveアプリ上の写真とPCで見るOneDrive上の写真は全く同じ状態
- iPhoneのOneDriveアプリを起動していない場合は、同期しない
- iPhoneのOneDriveアプリを立ち上げると同期される
- 同期中にOneDriveアプリを閉じる(マルチタスクからも削除)と、同期を中断する
- 数枚程度なら、OneDriveアプリを閉じてからもUpされる
- OneDriveアプリを閉じるだけなら、裏で動いている状態なので、同期される
- iPhoneのOneDriveアプリ上の写真や動画の並び順はランダムになって見難いが、検索は可能
- OneDrive上では、ファイル名は、年月日+9桁の数字+iOS.jpgになる。
- Onedrive上で消した写真(iPhone上のカメラロールにある)は、次回の同期でも新たにUpされない
- OneDriveアプリのアイコンの肩にある数字は同期中のファイル数
iTunesを使わず、カメラロールをバックアップする方法には、ケーブルをPCにつなぐだけという方法もあります。iTunesを立ちあげなくても、USBやHDDをつないだ時と同じように、iPhoneのカメラロール内のフォルダーが見れるので、手動でデータをバックアップできるのです。しかし、差分をバックアップすることは難しいです。
ということで、上記のOneDriveの仕様をうまく利用すれば差分をうまくバックアップすることができます。 しかもファイル名は日付がつくので整理がしやすくもなるのです。
- iPhoneで、定期的にOneDriveアプリを立ち上げ、同期する
- PCのOneDriveで、Upしたデータをすべて保存用のフォルダーにコピーする
- PCのOneDrive上のカメラロールフォルダーの写真をすべて削除
- 次回同期した時は、差分がUpされるので、それをまた別の保存用フォルダーにコピーする
バックアップするために、iPhoneで、定期的にOneDriveアプリを立ち上げ無くても良い方法があります。
iPhoneのOneDriveアプリの設定に、バックグラウンドでアップロードができるスイッチがあるのです。これは位置情報を常に監視して、位置情報が変化したら裏でバックアップを行ってくれる便利な機能です。
しかし、GPSを使い電力を消費してしまうのであまりお勧めはしません。
写真をたくさん取った後は、OneDriveアプリを立ち上げてバックアップしたり、ひと月に一回など定期的にバックアップすると良いと思います。