MS-DOS時代は、エスケープシーケンスで、
プロンプトの色等を変更して、見やすくできたのですが、
WindowsXP, WindowsVista, Windows7 等、コマンドプロンプトになってからは、
エスケープシーケンスが使えなくなってしまいました。


そこで、prompt コマンドを利用します。
文字に色はつきませんが、罫線を出すことで、わかりやすくできます。

 

例えば、下記のように、コマンドプロンプトで打つと、

prompt ____________________________________________________________$_$p$g$_$g

下記のように表示されます。

____________________________________________________________
c:\aaa\bbb>
>

 

毎回、pormpt コマンドを打つのは面倒ですので、
バッチファイルを作って、起動時に呼ぶようにするとよいです。

  (1) バッチファイル作成
  (2) バッチファイルをbinフォルダーなどに格納
  (3) コマンドプロンプトのショートカット作成
  (4) ショートカットに、引数を設定

 

(1) バッチファイル作成

例えば、Cドライブの usr\www\aaa\ のディレクトリでソフトの開発している場合、
cd でチェンジディレクトリしておくと便利ですよね。

c:
cd c:\usr\www\faaa
prompt ____________________________________________________________$_$p$g$_$g
dir

doskey の設定を書いておいてもよいですね。
ファイルが出来たら、例えば、cmdini.bat という名前で保存します。

 

(2) バッチファイルをbinフォルダーなどに格納

別の記事にも詳しく書きましたが、良く使う.batや .exe等の実行ファイルを
c:\bin 等のフォルダーに入れておいて、c:\bin にパスを通しておくとよいです。

 

(3) コマンドプロンプトのショートカット作成

コマンドプロンプトのショートカットを作ります。
スタートメニュー → すべてのプログラム → アクセサリ から、
コマンドプロンプトを、右クリックで選択し、クリックしたまま
デスクトップにドラック&ドロップします。

メニューが出るので、「ショートカットをここに作成」を選択して
ショートカットを作ります。

 

(4) ショートカットに、引数を設定

コマンドプロンプトのショートカットを右クリックして、
メニューからプロパティを開きます。
ショートカットタブの「リンク先」に
(1)で作ったバッチファイルを実行するように
/k cmdini.bat を引数として追加します。

Vistaの場合ですと、下記のようになると思います。

%SystemRoot%\system32\cmd.exe /k cmdini.bat

あとは、このショートカットをダブルクリックすれば
開発環境が立ち上がります。

 

どうしてもをつけたいのであれば、
ansi.sysconfig.sys に組み込めば、
エスケープシーケンスを使えるようになります。
また、コンソールAPIの SetConsoleTextAttribute を使う方法などもあるようです。

2012/10/17