年賀状を作成して、フチ無し印刷をすると、
余白ができてしまいます。
原因は、PowerPointの用紙設定でハガキを選択すると、
通常のはがきサイズより、
若干小さいサイズに設定されてしまうからです。
パワーポイントで、下記の設定を確認してみてください。
(1) 「デザイン」タブを選択
(2) 「ページ設定」を選択
(3) 「スライドのサイズ指定」のプルダウンから、
「はがき 100×148mm」を選択
(4) 幅:12.7cm、高さ:8.25cm となっている
実際の年賀はがきのサイズは、
幅:14.8cm、高さ:10cm ですので、
2cmほど小さめの設定になっています。
そこで、「スライドのサイズ指定」のプルダウンから、
「ユーザー設定」を選択し、
横の場合は、幅:14.8cm、高さ:10cm とします。
縦の場合は、幅:10cm、高さ:14.8cm とします。
パワーポイントの印刷設定は、下記2点のチェックをします。
Office2007の場合は、
・用紙サイズに合わせて印刷する
・高品質で印刷する(すべての影効果も印刷されます)
Office2010の場合は、「フルページサイズのスライド」の中の
・用紙に合わせて拡大/縮小
・高品質
プリンター側の印刷設定は、メーカーやプリンターの種類によりますが、
「インクジェット」を選んで、「ハガキ ふち無し」に設定します。
印刷品質は、「きれい」もしくは「写真」を選び、
試しに印刷してみて、きれいな方を選びます。
インクジェット用紙の「試し刷り用紙」もありますが、
実際のところは、本物のインクジェットはがきを使わないと確認できないですね。
私は、安い普通紙の「試し刷り用紙」を使って、
位置合わせや配置、色の出ぐあいを確認しています。
印刷してみると、位置が微妙にずれているので、原画の位置を直します。
ふち無しにすると、端が切れてしまったりするので、
オブジェクトの位置を内側に持っていったりして調整します。
子どもの写真などは、
色合いが、緑ががっている場合や、くすんでいる場合があるので、
使用している元の写真自体のRGBやガンマや明るさを調整します。
プリンターの調整を使ってもよいのですが、
プリンター設定をいじると逆に変になる場合が多く、
プリンター標準設定の方がきれいな場合が多いので、
プリンターの方の調整は、いじりません。
写真の色合い調整などは、フリーソフトの「IrfanView」が
簡単で軽くて使いやすいですよ。
背景が透ける透過GIFやPNGなども作れます。
細かいところやキリ出しをしたければ、
フリーソフトの「GIMP」がいいですね。
参考:「年賀状 エクセルとワードで差し込み印刷 手順 毛筆フォント 連名 微調整」
2011/12/17