大人が、保育園児や幼稚園児と遊ぶのは難しいですよね。
子供は、できることが少なく、すぐ飽きてしまいます。
また、勝てないと泣いてしまったり、黙ってしまったりします。

遊びに、少し工夫を加える事で、楽しく遊べるのではと思います。
子供の得意なゲームをやったり、「すごろく」や「UNO」など、できるだけ偶然性の高い遊びをしたりするのも手です。
トランプの「ババ抜き」などは、上手に、子供に良いカードを引かせてあげるように誘導したりします。

トランプで、「豚のしっぽ」や「ドーナツ」など、カードを丸く並べて、出たカードによって、手を素早く出すゲームがあります。
これも一工夫することで、楽しいゲームになります。
たいていのルールは、最後に手を出した一番遅い子が、どんどんカードが増えていきますが、逆に一番先にとった人がもらえるようにすると良いです。
つまり、一人負けになるようなゲームは、一人勝ちになるようにルールを逆にするのです。
一人だけいやな気分にさせないようにするためです。

 

外で遊ぶ「缶けり」なども、かくれんぼの要素は排除して、単純なルールだけにしたり、最初に捕まえる相手は、少し大きい子を選んだりして、鬼をうまく調整します。

同じ遊びを2,3回やると、いつも負ける子がでてきます。
その子の気持ちを見逃さず、勝たせるように誘導したり、他のゲームに変えたりして、変化をつけます。
ただいっしょに遊ぶのではなく、少し子供に配慮するだけで、楽しさが倍増します。

ゲームだけが遊びではなく、虫を捕ったり、行ったことのない空き地に連れて行ったり、昔、大人の私たちがワクワクしたことを思い出すといいですね。

 

子供が喜ぶ姿を見たい。いっしょに楽しみたい。というのが本当の目的であって、ゲームの勝ち負けではない事を忘れないようにしたいですね。
つい夢中になって、ちょっとしたルール違反を責めたり、順番を守らせたりしますが、ルールや順番を守ることを教えるのも必要ですが、少し多めに見ることも必要だと思います。

遊ぶからには、大人も子供も楽しくやりたいですよね。
子供が負けた時は、泣いたりぐずったりしますが、子どもが勝った時は、「お父さんに3回勝ったよ」と大喜びです。
子供は本当に無邪気で素直ですね。

2010/05/05