インプラント手術から2ケ月経ちました。
今回は、2回目の大きな手術になります。 といっても、初めのインプラントの埋め込みに比べてとても軽い手術です。
抜糸の時と同様に、 今回の手術もインプラント手術専用の施設ではなく、通常の歯医者で実施しました。 だいたい30分ぐらいの軽い手術でした。
今回のインプラントの手術は、歯の型をとります。 タイトルにある「歯を作るための型をとるための型をとる」は、間違った表現ではありません。
麻酔
まず、いつものように表面麻酔を塗って、麻酔注射をいくつか打ちます。
表面麻酔をしているので、ほとんど痛みはないのですが、たまにチクンとします。 体がのけぞり硬直してガチガチになるんです。
やはり、何度もやっていますが、麻酔注射は未だに怖く、一向に慣れません。
切開し、インプラントを露出
インプラント手術から2ケ月も経つと、インプラントが、新たに形成された歯肉や骨に完全に埋まってしまいます。 まずは、インプラントを露出することから始まります。
歯肉を2, 3mm切開して、なにやらヤスリのようなものでゴトゴトします。 おそらく、固まってしまった骨を削っているのではないかと思います。
インプラントが露出すると、仮に入れておいたインプラントのフタをとります。
インプラントの中をエアーできれいにし、金属のネジ付きのフタをインプラントの中にねじ込みます。
金属のネジは、直径5, 6mm、高さ2, 3mmぐらい、表面に露出しています。 鏡で見せてくれたのですが、歯と歯の間に金属の丸い大きな釘のような物体が、歯肉に刺さっており、異様な光景です。
この金属のネジのフタも、歯が生えれば不要なものです。 でも、こんなに大きくしなくても。多分、手で簡単にはずしやすくしているためだと思います。
インプラントの歯を作るための型をとるための型をとる
銀歯の義歯を作るため、金属のネジのフタが付いた状態で、噛み合わせを確認するための型を取ります。 よくある銀歯のかぶせ歯を作る時の要領ですね。
すべての上の歯に対して、例のピンクの柔らかい物体をたっぷり押し付けられ、数分後、固まったものをはずします。
更に、下の歯についても同様に型を取ります。 この下の歯の型は、インプラントの歯を作るための型をとるための型ということでした。 型の型です。わかりますか?
まだ記事では触れていませんでしたが、私のインプラントの場所は、下の歯の右奥になります。
手術はこれで終わりです。 5, 6mmの円形の金属のネジのフタを取り付けた状態で1週間過ごします。
次回
1週間後に、金属のネジのフタを取り、インプラント義歯をねじ込むスクリューを入れて、型をとるとのことでした。今日とった型は、この型をとるためのものです。
スクリューとは、アバットメントのことだと思います。 アバットメントとは、インプラントにねじ込む歯の土台です。
2週間後には、立派な歯が出来上がるそうです。
今回の2回目のインプラントの手術では、切開をしていますが、特に痛み止めなどの薬は、何も処方されませんでした。 今日取り付けた金属のネジのフタは、あまりベロでいじらないようにと言われました。
歯医者を出て、30分もしないうちに、インプラントの部分がジーンとしてきて、少し痛みを感じます。 しかし、切開したにもかかわらず、数時間後には気にならなくなり、次の日には、痛みはすっかりなくなりました。