1回目のインプラント手術から2ケ月と2週間が過ぎ、2回目のインプラント手術から1週間がたちました。


1回目のインプラント手術では、歯肉を切開しインプラントを埋め込み、インプラントが骨に固定したあと、 2回目のインプラント手術で、インプラントを露出し、をとりました。

今回は、アバットメントをいれて、義歯をつけるまでです。


アバットメントとは、インプラントにねじ込む歯の土台になります。

アバットメントという人工支台をインプラントに取り付け、このアバットメント人工歯冠が着くんです。 この人工歯冠は、上部構造というそうで、いわゆる銀歯セラミック歯のことです。


専門用語を並べてみると、骨にインプラントを埋め込み、そのインプラントにアバットメントを取り付け、そのアバットメントに上部構造をネジで止めると、人工の永久歯が完成ということになります。 ややこしいですね。



2回目のインプラント手術から1週間後

前回入れた金属のネジのフタをはずし、アバットメントというインプラントを立てる土台をはめて、をとりました。金属のネジのフタは、ネジを回して簡単にとれるものです。

前回作った型取りのための型が出きていたので、まず、すべての下の歯の隙間に、シリコンのような液体を埋めて、その上から型取りのための型をはめました。

型取りのための型は、インプラントの部分にが空いているので、そこに更に精密な型をとるため、型取りの溶液をアバットメントというインプラントの土台ごと埋めて、固まるのを待ちました。

固まると、まず先に、インプラントの土台(アバットメント)を外しました。 ついで、型を外しました。

今日とった型をもとに、技工士さんが歯を作るのだそうです。


前回入れた金属のネジのフタを再び戻し、終了です。



更に10日後 歯が入る

とうとうが入りました!

まず、取り付ける歯ですが、銀歯セラミック歯のどちらかを選択できます。 前歯でしたら白いセラミック歯一択だと思いますが、私はの場合は、奥歯だったので、お安い銀歯にしました。しかしそれが、良い意味で裏切ってくれたのです。


取り付ける前の銀歯を見せてもらったのですが、全部銀歯ではなく、表側の側面は白かったのです。 当然、他の側面、裏、表面はでした。

口を開けた時、ちょこっと見える奥歯でも見栄えがよいのです。


銀歯の表面、つまり噛む面ですが、真ん中に直径2mmぐらいのがあり、ここで、アバットメントにネジ止めするとのことでした。 歯に穴が開いていては困りますので、そこはどうするのか聞いてみましたら、その穴はゴムでフタをするそうです。

え、ゴム? カスとか入ったり、逆にとれたりしないの?

大丈夫とのことでした。ん~、ほんとかな~。



2回目のインプラント手術の時に入れた金属のネジのフタを取り、銀歯を入れました。

ちょっとここはうろ覚えなのですが、おそらく、アバットメントに銀歯を取り付けたままではなく、 一旦、インプラントにアバットメントを取り付けた後、銀歯のみを取り外して調整していたと思います。


銀歯をいれると、初めは隣の歯とぶつかって押される感じでしたが、何度か外したりつけたりして、削って調整し、かみ合わせもみて、最終的にいい感じになりました。

本当の歯は、何かを噛むとがあるため、少し沈むのですが、インプラントは歯と骨が直結しているので動かないそうです。ですので、本当の歯より少し低めに調整したとのことでした。

つまり、噛んだ時にいい感じになるようにしているのです。


初めは、ベロや口内の肉を噛んだりするので、気をつけるように言われました。 歯ブラシは普通にしてよいそうです。 私は、特に噛むことはありませんでした。

歯医者を出たのがお昼時でしたので、ランチは、初めてインプラントの歯で頂きました。 違和感も痛みもなく、まったく普通でした。

もう馴染んできている! ベロでインプラントの歯を触った感じは、本当に側面は、つるっつるです。


これから2週間使って、また最終確認に歯医者にいきます。 その最終確認で、セラミック歯ではできない銀歯ならではの修正をすることになります。

心配していた銀歯の表面の穴ですが、やっぱり気になります。ベロで触ったり、鏡で見たり、指でつついたりしていました。しかし、この記事を書いている数カ月後には、すっかり忘れていました。 そんなもんなんですね。

2015/11/22