小学校低学年で勉強する繰り上がり算は、
とても難しく、なかなかできるようにはなりません。

一般的には、頭の中で、加数分解や、被加数数分解をして解いていきますが、
すぐにできるものではありません。
そんな時、次の2つのステップを踏むことで、
少しずつ、繰り上がり算繰り下がり算ができるようになります。

 

ステップ1

  合わせて10になる数の練習をする。
  すらすら答えられるように、お風呂に入ったときにでも
  九九やクイズや遊びのように、ひたすら練習するとよいです。

  例えば、
    3 は? → 7
    5 は? → 5
    2 は? → 8
    9 は? → 1
    10 は? → 0

 

ステップ2

  ステップ1がすらすらできるようになったら、
  3つの数の足し算や引き算を練習します。
  その時、10を絡んだ式にします。

  例えば、
    5 + 5 + 6 =
    12 - 2 + 5 =
    15 - 3 - 2 =

 

ステップ2ができるようになれば、7+5 などの繰り上がり算
できるようになります。

7 を 2 と 5 に分けて計算することに気が付けばもう解けますね。
初めは、

  7 + 5 = 2 + 5 + 5 =

になることを丁寧に教えてあげてください。

 

つまずいたら、ステップ2 や ステップ1 に戻って、
できるところからやり直すとよいです。

できないという気持ちをなくし、
わかるできるという自信をつけさせながら、
徐々に難しくしていくのがコツです。

2011/11/07